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海外の日本大使公邸のシェフを歴任

海外の日本大使公邸のシェフを歴任 画像

「練馬に一流シェフの洋食屋がある」と評判のミュール。
オーナーシェフの野坂睦治さんは、海外経験の長い実力派。1990年代初めよりナイジェリア、イラン、アラブ首長国連邦、ブルネイの日本大使公邸でシェフを歴任して、国内外の要人を料理でもてなしてきました。



これまで都内にお店を構えた経験もありますが、最後の任務地ブルネイから帰国後は「もう自分の店を持つことはない」と決めていたそう。
ところがその数年後に練馬在住の幼なじみに誘われて、近所の居酒屋に飲みに行ったときのこと。偶然にもその日が閉店の日で、居酒屋のオーナーさんに「ここで店をやらないか」と誘われたそうです。野坂さんはこれもご縁だと思い、ミュールの開店を決めました。

一人でも二人でも、お客様がいる限り続けたい

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野坂さんはもともとフレンチから料理の世界に入ったそうですが、大使公邸ではあらゆる料理を作る必要があったとのこと。そのため、和食も中華も勉強して、オールマイティのシェフとして腕を振るいました。


今、お店で出している料理は「自分が覚えてきたもの」とのこと。お客様に「これはおいしいね!」と言われた人気料理であり、野坂さんが自信を持ってお届けできるものばかりを集めました。


現在70代の野坂さんは「ここが人生最後の店」と言います。「いいものをお出しして、お客様に喜んでもらって、少しでも地元に恩返しをしたい」とのこと。


コロナ禍で苦しくても「一人でも二人でも、お客様がいるなら店を続けたい」と話します。ここでお客様の笑顔を見ることが、何よりの幸せなんだそうです。

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