練馬区には、23区で最も多い約690か所の公園や緑地があり(※)、自然や生きものと触れ合えるスポットがた〜くさん! 虫とりや川遊びを楽しんだり、夜の森でセミの羽化を観察したり、親子で楽しめるイベント情報を紹介します。夏休みの自由研究にもおすすめです♪
※2026年7月1日 練馬区ホームページより
1. 森の中で虫を探してセミの羽化を観察しよう!
練馬区には、樹林地等の所有者から借りて区民に開放している「憩いの森」・「街かどの森」が43か所あります(2026年3月時点)。そのなかで2番目の広さを誇るのが、約6,600㎡ある大泉学園町の「西本村憩いの森」です。ここは、希少なウラシマソウをはじめとする四季折々の植物や、都市部ではなかなか見られないショウリョウバッタモドキやハラグロオオテントウなどの生きものたちが住む貴重な場所です。この憩いの森で植物の手入れをしたり、森の魅力を伝えるイベントを開催したりしているボランティア団体「西本村憩いの森ファンクラブ」に、夏休みのイチオシイベントを教えていただきました。
▪️憩いの森で虫探し
西本村憩いの森にはたくさんの虫がやってきます。虫探しのイベントでは、専門家に虫のとり方を教わって一緒に虫を探し、見つけた虫を解説してもらえるのがポイントです。特に、虫とり網の使い方については、網を被せたら虫が上昇する習性を利用して網を持ち上げて上部をつかむとよいなど、プロならではの技をたっぷり教えてもらえます。虫とりを極めたい方は要チェック!
最後は虫たちを森に帰します。
日時:2026年7月25日(土) 9時30分~11時30分
持ち物:虫とり網、虫かご、飲み物、肌が出ない服装、帽子
虫のとり方を子どもたちに教える専門家
虫の解説を聞く参加者たち
▪️神秘の世界! セミの羽化観察会
セミの幼虫探しから羽化までじっくり観察できる、夏の夜の恒例イベントです。
日時:2026年8月2日(日) 19時~20時30分
持ち物:懐中電灯、飲み物、肌が出ない服装
セミの羽化観察会の様子(2025年)
〔西本村憩いの森〕
住所:練馬区大泉学園町2-23
イベントの問い合わせ・申し込み:西本村憩いの森ファンクラブ
電話:070-2438-5896 メール:nishihonmura@gmail.com
2. 虫をつかまえて「むしとりカード」を集めよう!
「中里郷土の森」は、100年以上前から残る武蔵野の屋敷林の樹木や井戸水を生かした公園です。園内には練馬の自然や生きものについて学べる「森の学習棟」があり、自然解説員が常駐。プログラムや展示情報、練馬の自然情報などを発信しています。
夏休み期間中は、身近に見られる虫の展示があり、虫をつかまえると1種類につき1枚の「むしとりカード」がもらえます。集めたカードの枚数に応じてシールや缶バッジなどの景品がもらえるので、虫好きキッズのテンションが上がること間違いなし! ちなみに、「むしとりカード」は16種類あるそうです。
2025年の「むしとりカード」の景品の一部
虫とり網や虫かごなどの採集・観察道具は無料で貸し出しを行っているので、手ぶらでも大丈夫。自然観察員が虫とりのサポートもしてくれます。ただし生体の持ち帰りはできないので、最後は虫たちを森に帰します。
借りられる道具リスト(2026年7月現在)
▪️はっけん!練馬の虫展
身近に見られる虫の企画展示や、虫の観察ブースなど。
日時:2026年7月22日(水)〜8月31日(月)
2025年の夏の企画展の様子
〔中里郷土の森〕
住所:練馬区大泉町1-51-2
電話:03-3922-3021
開園時間:9時〜17時(10月〜2月は16時30分まで)
休園日:火曜(祝日の場合、その直後の祝休日でない日)
ホームページ https://nakazato.ces-net.jp/
3. 昆虫に出会える図書館
練馬区立稲荷山図書館は昆虫に関する図書を約8,000冊、標本を約5,000頭所蔵しており、全国的にも珍しい、昆虫に特化した「昆虫コーナー」がある図書館です。生きた昆虫や昆虫標本が展示され、夏にはカブトムシの展示やエサやり体験を実施しています。「稲荷山憩いの森」と「清水山の森」の2つの森に隣接し、豊かな自然に恵まれた環境が特徴です。
▪️カブトムシのエサやり体験
カブトムシ
毎年、大人気の体験イベントです。詳しくはホームページ参照
https://www.lib.nerima.tokyo.jp/viewer/genre.html?id=11
日時:2026年7月18日(土)・7月20日(月・祝) ※各日定員15名。先着順
▪️こんちゅう教室
専門家と一緒に虫をとり、とった虫をスケッチする人気イベントです。
日時:2026年7月18日(土)・7月20(月・祝) ※申込は7月11日(土)まで(抽選)
▪️常設展示
・生体飼育展示
カブトムシ・オオムラサキ・ニジイロクワガタ・オオクワガタ・クロオオアリ・アカハライモリなど。図書館周辺の大泉地域で採れたチョウの標本展示もあり、図鑑やハンドブックなどの豊富な資料と見比べながら観察する楽しみ方もおすすめです。
※生体のため、急きょ展示を終了する場合があります。
左:オオムラサキ 右:ニジイロクワガタ
クロオオアリの巣の様子を観察できる「アントラボ」
・昆虫標本展示
約5,000点の昆虫標本から1年ごとに入れ替える、昆虫コーナー壁面の展示
・標本アーカイブ
稲荷山図書館の昆虫標本のうち、アゲハチョウやミンミンゼミ、カブトムシなどの一部の昆虫は、360度回転できるデジタルアーカイブになっています。館内のデジタルサイネージのほか、図書館ホームページで自宅からも見ることができます。
・「いなQ(キュー)」
昆虫についてクイズで学べるタブレット(昆虫コーナーに設置)。クイズのほかに、昆虫の豆知識がわかる神経衰弱でも遊べます。
「いなQ」のトップページ
〔稲荷山図書館〕
練馬区大泉町1-3-18
電話:03-3921-4641
開館時間:平日9時~20時/土・日曜・祝 9時~19時
休館日:第1月曜を除く月曜日(祝日の場合、その直後の祝休日でない日)、年末年始(12月29日~1月4日)
ホームページ https://www.lib.nerima.tokyo.jp/viewer/genre.html?id=11
4. 白子川で水辺の生きものと触れ合う
白子川の源流部にある大泉井頭(いがしら)公園。公園内の井頭池の水辺はデッキになっていて、水辺の生きものと直接触れ合うことができます。源流付近は湧水が出ていて川底が土のため、絶滅危惧種のホトケドジョウやシマアメンボウなどの希少な生きものが見られます。この自然環境を守るために、川の清掃や生物調査、外来種の駆除などの活動をしているボランティア団体が「白子川源流・水辺の会」です。
代表の菅沢さんに、夏休みにおすすめのイベントを教えてもらいました。
▪️湧水のきれいな川は生きものの宝庫
「夏だ!川遊びをしよう!」と思い立ったら、遠方へ出かけなくても、大泉学園駅から徒歩15分ほどの白子川へ! 湧き水なので、とにかく水がきれい! 水草や川底の泥があることでたくさんの生きものが集まるため、カワセミもカルガモもやってきます。ザリガニ取りをしながら、絶滅危惧種のホトケドジョウを見られるかも!?
▪️この夏、川に入れる2日間を逃すな!
今年、白子川に入れるのは7月と8月あわせて2日間だけ。
ただ、今年は冬から雨が少ないため、もしかすると夏は大泉井頭公園内の源流に水がないかもしれないとのこと。その場合は、「白子川源流・水辺の会」のメンバーたちが、「緑橋(みどりばし)」という橋の下の白子川で川体験をサポートしてくれるそうです。
日時:2026年7月26日(日)、8月23(日)13時30分〜
集合:申込みは不要。両日とも13時30分に大泉井頭公園内の井頭(いがしら)橋へ直接お越しください。
参加費:無料(保険加入なし)
その他:
・魚を獲る網とバケツの貸し出しあり。
・汚れてもよい服装で、かかとが掛かるサンダルか靴をはいてくること。
・熱中症対策は各自で行う。
〔大泉井頭公園〕
住所:練馬区東大泉7-34-1
問い合わせ:白子川源流・水辺の会
メール:suga-lohas@jcom.home.ne.jp
ホームページ https://shirakogawa.tokyo
5. 神秘的な夜のバードサンクチュアリで生きもの観察
コウモリを観察中
光が丘公園内にある「光が丘公園バードサンクチュアリ」は、約24,000㎡の保全区域。開園日(原則として土・日・祝日)は自然解説員が常駐しており、観察舎の備え付けの望遠鏡(無料)でバードウォッチングを楽しむことができます。年間を通して60種類以上の鳥が観察され、カイツブリの子育てやカワセミ、さまざまな冬鳥などが見られます。夏は、普段は入ることのできない保護区の一部を開放する特別企画「夜開園」がおすすめです!
通常、開園時間は9時〜16時30分ですが、夜開園の日は16時〜21時。夕方から夜の時間帯にバードサンクチュアリに入れる貴重な機会です。夕暮れ時、空が暗くなり始めると池の上をコウモリが舞い、虫たちが明かりや樹液に集まる神秘の世界に、大人もワクワクすること間違いなし! 自然解説員の解説付きで夏の夜の生きもの観察を楽しんでみませんか?
左:保護区の木の樹液に集まるカブトムシやチョウ 右:夜の昆虫観察の様子
光が丘公園バードサンクチュアリを運営している「認定NPO法人 生態工房」の自然解説員の増永さんによると、大人も子どもも目を輝かせて、樹液に集まるカブトムシやクワガタを観察しているとのこと。運がよければセミが羽化する瞬間に会えるかも!
「生きものを観察して身近に感じ、この生きものや自然を未来に残すにはどうしたらいいか、考えるきっかけになればうれしいです」と、コメントをいただきました。
▪️夜開園
日程:2026年7月5日(日)・12日(日)・19日(日)・20日(月祝)・26日(日)、
8月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)・11日(火祝)・15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)
時間:16時~21時 ※通常の開園時間とは異なります。16時までは入れません。
予約:不要。時間内に自由に入園可。
・特別解説「街のコウモリ」
夕暮れの空を飛ぶコウモリを特別な機械で観察します。日没時間に合わせて開始するため、日によって時間が変わります。
詳細はホームページ参照 http://hikarigaoka.blog35.fc2.com/blog-entry-3560.html
・特別企画「樹液に来る虫」
17時〜20時45分の間、見学ルートに沿って自由に観察できます。
※雨天中止
※足元を照らすライトと虫よけ対策
〔光が丘公園バードサンクチュアリ〕
練馬区光が丘4-1-1
問い合わせ:認定NPO法人生態工房
ホームページ https://www.eco-works.gr.jp/
6. 花と緑に囲まれたガーデンで癒される夏まつり
光が丘にある「四季の香ローズガーデン」では、春と秋のバラのシーズン以外にもさまざまなイベントや講座などが開催されています。そのなかでも年に1回、暑い時間帯を避けて夕方から始まる「夏まつり」は家族連れに大人気! さまざまな植物や花に囲まれたガーデンの中で、ひと味違った夏まつりを体験してみませんか?
そのほか、夏休み期間に開催する、植物を使った工作や苔テラリウムを作るイベントもあわせてご紹介します♪
※参加費は税込価格
▪️夏まつり
日時:2026年7月18日(土)17時~19時30分 ※雨天の場合は7月19日(日)に順延
・花すくい
水に浮かぶ色とりどりの花を金魚すくいのようにすくいます。すくった花は部屋に飾って楽しめます。
参加費:300円
定員:200名 ※当日受付・先着順
2025年の花すくいの様子
・モイストポプリキーホルダー作り
フレッシュハーブや花びらを塩と混ぜ、エッセンシャルオイルを数滴入れて香りを楽しむモイストポプリのキーホルダーを作ります。
参加費:500円
定員:60名 ※当日受付・先着順
・その他、サマーナイトショー、キッチンカーや四季の香カフェなどが楽しめます。
▪️植物をつかって工作をしよう!
植物を使った工作体験
リース工作や押し花、木工工作、苗の寄せ植えなど、自然素材を使った各種工作体験を楽しむことができます。持ち帰り用の袋(制作物によってサイズが異なりますので大きめの袋がおすすめ)をご持参ください。
日時:2026年8月22日(土)10時〜12時(受付開始は9時30分) ※混雑時は時間指定の整理券を配布
参加費:300円
定員:各工作計67名 ※当日受付・先着順
▪️苔テラリウムを作ろう
苔テラリウムを作っている様子
自由研究におすすめな苔テラリウムをお好きなデザインで1つ作ります。
日時:2026年8月23日(日) 10時~11時30分/14時~15時30分
参加費:3,200円
定員:各回28名
申込締切:8月7日 申込はこちらから
〔四季の香ローズガーデン〕
住所:練馬区光が丘5-2-6
電話:03-6904-2061
営業時間:9時~17時
休園日:火曜(祝日の場合、その直後の祝休日でない日)、年末年始
※ローズガーデンフェスティバルおよびオータムフェスティバル期間中は休園日なし
ホームページ http://shikinokaori-rose-garden.com/