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CEYLON TEA STYLE & CURRY(セイロンティースタイル&カレー)

公開:2026.05.21
著者:赤井恒平

CEYLON TEA STYLE & CURRY(セイロンティースタイル&カレー)

スリランカの風土を伝える小さなカフェ

日本から約7,000km、飛行機なら直行便で10時間ほどの距離にあるインド洋に浮かぶ島国スリランカ。その豊かな文化を知ってもらいたい、という想いで始まったのが「セイロンティースタイル&カレー」です。

「『セイロンティースタイル』が最初に来ているのは、はじめはスリランカの名産でもある紅茶をメインにしたお店としてスタートしたからなんです」と、流暢な日本語で話してくれたのは店主のニルパさん。ところが、お店を続けていくうちに、だんだんカレーの人気が出てきて、今では看板メニューの一つになっているのだそうです。

ココナッツミルクとスパイスで作るスリランカカレーは、小麦粉を使う日本のカレーや、バターを使うインドカレーよりさっぱりしているのが特徴。唐辛子も使いますが、クローブの実、シナモンスティック、コリアンダー、クミンなどこだわりのスパイスたちが、辛さよりも奥深い香りを感じさせてくれます。取材時は、豚肉カレーの辛さ、豆カレーのまろやかさ、デーツの甘み、ちょっと苦みのあるスリランカの野菜を少しずつ混ぜて、味の変化を楽しみながらいただきました。イチオシの紅茶ももちろんスリランカ産。食後に定番の飲み方でもある甘いミルクティーをいただけば、身体が芯から温まります。

ほかにも、スリランカ根付いているアーユルヴェーダの考えに基づいて体質に合わせたカレーを提案するイベントや、紅茶とスイーツを楽しむケーキビュッフェなども開催されているので、気になった方はぜひSNSをチェックしてみてください。

人と人をつなぐ異国のお店

人と人をつなぐ異国のお店

ニルパさんは、スリランカの日本語学校に通ったのち通訳の仕事をしていました。ある日、日本に留学できるチャンスがあり来日を決意します。日本に来てからは京都にある紅茶の有名店や、東京日本橋のスリランカ料理店でパティシエとして働いたりと、様々な場所で暮らしていたのだそうです。そして、念願でもあった自分のお店を持とうと思ったときに、ニルパさんが選んだのは縁もゆかりもなかった練馬でした。

「賑やかなのが好きなのでお店を出すのは都市部と決めていました。練馬は活気があって、何より優しい人が多いんです。私は練馬が大好きです」と笑顔で語ってくれたニルパさん。その言葉通り、赤ちゃん連れのお客さまが来たり、スリランカに詳しい方がカレーの食べ方を教えてくれたり。お店の中はまるでファミリーのような空気感にあふれていました。