きっかけは、夏みかんの木
昭和10年から土支田の地で続く五十嵐農園さんは、キャベツや大根をメインに、約40品目の野菜や果物を作っている農家です。その農産物を使って作られたのが、ねりコレ2026に選ばれた「農家の手作りジャム」。いわゆる6次産業(生産者が加工、販売まで一貫して行う産業)の商品です。
五十嵐まり子さんが「農家の手作りジャム」を作り始めたのは15年ほど前。きっかけは、現在の場所で農家を始めた時から庭にあった夏みかんの木でした。樹齢90年を越える大きな木には、毎年1,000個ほどの夏みかんがなっていたのですが、そのまま食べるには酸味が強すぎたので販売はせず、友人や近所の人に配っていました。するとある日、友人の一人が夏みかんのお礼にとマーマレードを作って持ってきてくれたのです。その味に感動したまり子さんは、今まで見過ごしていた目の前の自然の恵みを加工品にすることを決意。着色料、ゲル剤、香料不使用にこだわり、試行錯誤を重ね、「農家の手作りジャム」第一号、夏みかんのマーマレードが誕生しました。しっかりとした酸味と果実感、そこにプラスされるバランスの良い甘さ。果実だった頃の記憶を残しているフレッシュな味わいは、収穫してすぐに加工できるという強みを最大限に活かしているからこそ生まれるのです。


