• グルメ

練馬区の農家さん直伝!夏はこれで決まり!お手軽夏野菜レシピ

公開:2025.08.08
著者:赤井恒平

練馬区の農家さん直伝!夏はこれで決まり!お手軽夏野菜レシピ

トマトやトウモロコシ、オクラに枝豆。6月~7月にかけては夏野菜が特に美味しい時期ですね。スーパーにいけば一年中並んでいるけれども、やっぱり旬に味わう野菜の美味しさは格別です。

特に練馬区は農地の面積が23区で一番広く(※1)、直売所や農家さんの直販が充実しており、都会ながらも新鮮野菜を手に入れやすい環境が揃っています。
※1 令和5年1月1日時点 177.7ha

そこで、今回は石神井公園・大泉学園周辺の農家さんに夏野菜をより美味しく味わうレシピを伺ってきました。そのまま食べても美味しいけれど、ちょっとアレンジして食卓を彩ってみてはいかがでしょう。

村泉農園直伝 アツアツトマトのチーズ焼き

村泉農園直伝 アツアツトマトのチーズ焼き

チーズのコクとトマトの甘みがベストマッチ!食材を並べてオーブンに入れるだけで簡単にできる「もう一品」です。アツアツのうちにどうぞ。ワインのお供にもおすすめです。


【材料】(3~4人前)
トマト…大玉2個
モッツァレラチーズ…100g
とろけるチーズ…お好みで
お好きなハーブ塩…お好みで
※ハーブがなければ塩で代用も可能。
※トマトの量は耐熱皿のサイズに合わせて調整してください

【作り方】

1.トマトとモッツァレラチーズをスライスする。
2. 耐熱皿にトマトとモッツァレラチーズを交互に並べていく。
3. お好みのハーブ塩をふりかけ、最後にとろけるチーズをたっぷりかける。
4. オーブンにいれ、200℃で25〜30分で焦げ目がつくまでじっくり焼く(機種によって差があるので調整してください)
5. 完成!

※トマトから水が出るので、耐熱皿は深さがあるものがおすすめです。

「トマトは果肉のしっかりした『パルト』という品種が調理にはおすすめです。火を通すとより甘みを感じることができますよ」と、教えてくれたのは大泉町の村泉農園(むらせんのうえん)さん。2025年に「村田農園」から名前を変えられました。育てている野菜はトマト、トウモロコシのほかブルーベリー、秋冬は大根、ネギ、ブロッコリーとケールを掛け合わせた野菜アレッタなどです。村泉農園さんのお野菜は農園入り口にあるロッカーで買えるほか、とれたて村石神井、ファーマーズショップこぐれ村などで購入することができます。

村泉農園
住所:練馬区大泉町1-51-2
ロッカー営業日:不定休

とれたて村石神井・ファーマーズショップこぐれ村の詳細はこちら
https://www.ja-tokyoaoba.or.jp/farmstand

山下農園直伝 枝豆の栄養満点冷製スープ

山下農園直伝 枝豆の栄養満点冷製スープ

ビールと枝豆は鉄板の組み合わせですが、たまにはおしゃれに冷製スープにしてみてはいかがでしょう?スッと身体に染み込んでいく冷たいスープは食欲が落ちがちな暑い時期にもぴったり。枝豆は良質なタンパク質をたっぷり摂れるので、年代問わずおすすめしたい野菜です。

【材料】(2人前)
枝豆…100g(茹でてさやから取り出したもの)
牛乳…200g(枝豆の量に対して2倍)
生クリーム…小さじ1
塩…お好みで

【作り方】
1. 塩茹でした枝豆と牛乳、生クリームをミキサーに入れて液状にする。
2. お好みで塩を足して、冷蔵庫で冷やせば完成です。器によそって、生クリームを少し上からかけるとおしゃれ度アップ!(分量外)

こちらのレシピは下石神井の山下農園さんからお教えいただきました。新鮮な枝豆は香りも抜群なので、購入したらすぐに調理するのがおすすめだそうです。特に山下農園さんの枝豆は豆がパンパンに育ちきる前、8割くらいの膨らみで収穫するそうです。その方がより香りが良いのだそう。
スーパーに並んでいる野菜はだいたい作っているという山下農園さん。販売のほとんどは直売です。取材中にも「ナスありますか?」と地元の方がお買い物に来られていました。どんな野菜が並ぶかはSNSまたは『とれたてねりま(練馬区公式アプリ)』でチェックしてみてください。

ベジファームかのん直伝 たっぷり夏野菜の焼きびたし

ベジファームかのん直伝 たっぷり夏野菜の焼きびたし

種類も量もたっぷりいただくならこのレシピ!少し酸味を効かせた味わいなので、暑い季節でもモリモリ食べられます。豚肉を入れれば主菜に早変わり。色々な野菜で試してみてください。

【材料】(4人前)
ナス…2本
オクラ…6本
ミニトマト…10個
豚肉…300g
めんつゆ…大さじ4
酢…大さじ4
※野菜とお肉はお好きな量でどうぞ
※炒める際はサラダ油かごま油がおすすめです。今回はごま油で作っています。

作り方】
1. ナスはヘタを取り、お好きなサイズにスライスする。
2. オクラはヘタの部分を切り落とす。
3. ミニトマトはヘタをとっておく。
4. 豚肉を火が通るまでさっと焼き、器にうつす。
5. 同じフライパンで野菜を焼き色がつくまで焼く。
6. お皿に盛り付け、めんつゆとお酢を1:1で混ぜたものをかける。
7. 完成!

こちらはベジファームかのんさんのレシピです。焼ける野菜だったら何でも入れられる幅広いレシピなので、冷蔵庫にあるもので作れるのが嬉しいポイント。
ベジファームかのんさんは、さつまいも、トマト、原木椎茸をメインに季節野菜も作られている農家さんです。特にさつまいもに力を入れており、美味しさを引き出すために熟成させる専用貯蔵庫を用意したり、そのまま販売できないものは干し芋やさつまいもチップスにするなど、育てたものを無駄にせず加工品にされています。
農園の入り口に無人販売ロッカーや自動販売機があるので、どれも直売で購入可能。ほかにもとれたて村石神井でも購入できます。営業日や旬のお野菜情報はSNSをチェックしてください。

加藤トマトファーム直伝 炊飯器で簡単トマトごはん

加藤トマトファーム直伝 炊飯器で簡単トマトごはん

ちょっと意外なレシピですが、甘味と酸味が食欲をそそる炊き込みご飯です。トマトをたっぷり使うのが美味しく作るポイントです。

【材料】(2~3人分)
中玉トマト…7個
米…2合
かつおだし…350mL(顆粒だしでもOK)
塩…小さじ1/2
サラダ油…小さじ1
ちりめんじゃこ…30g
大葉トッピング…お好みで

【作り方】
1. 炊飯器に米、かつおだし、塩、サラダ油を入れて軽く混ぜ、ヘタをとったトマトを丸ごと入れて炊く。
2. 炊き上がったらちりめんじゃこを入れて混ぜる。トマトは潰してOK。
3. 再度ふたをして10分ほど蒸らす。
4. 完成!お好みですりごまや刻んだ大葉などをのせても美味しいです。

教えていただいたのは加藤トマトファームさんです。その名の通りトマトをはじめ、さつまいもや枝豆を作られています。「トマトは収穫したときに糖度が決まるので完熟してから収穫・販売している近場のものがおすすめですよ」と、美味しいトマトの見つけ方も教えてくれました。
加藤トマトファームさんの野菜は農園入り口で直売しています。他にもアミューズメントとしても楽しめる「トウモロコシ迷路」など、色々な収穫体験を企画されているので詳細はHPをチェックしてみてください。

いかがでしたでしょうか。練馬区内には300戸以上もの農家さんがいて、農地の広さも23区にある農地のうち約4割を占めているのだそうです。夏に限らず、季節を感じられる旬の美味しさを身近に楽しめるのは練馬区の特権ですね。ぜひ自宅の近くや通勤路の近くに農家さんや直売所がないか調べてみてください。自然の恵みを感じる練馬ライフを美味しく満喫しましょう。

※ねりま観光センターでは取材にご協力いただける練馬区内の農家さんを大募集しております。ぜひ、お問い合わせフォームからご連絡ください。
お問合せフォーム:https://www.nerimakanko.jp/contact/

その他練馬区の直売所&農園はこちらから
とれたてねりま:https://toreneri.jp/users/index.php