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負けてないぜ!練馬区内の最強お花見スポット 画像

ART&旭 さん コラム 体験・観光

負けてないぜ!練馬区内の最強お花見スポット


江戸時代、幕府が春の行楽として勧めてきた桜のお花見。
現在も上野公園や飛鳥山公園、隅田川河畔など都内の桜の名所には大勢の花見客が訪れます。
しかし! 我が練馬区のスポットもなかなか負けてはいません! 喧騒を離れて、静かに春の訪れを感じるのも一興。撮影の仕方も工夫すれば、練馬区ならではの渾身の一枚を得ることもできるかも知れません。今年は密を避けて、練馬区の桜スポットにお出かけしてみませんか?

石神井川沿いの桜(まっぷ:Fコース)

石神井川沿いの桜(まっぷ:Fコース) 画像

石神井川沿いを桜一色に染め上げる


【特徴】
区内を流れる石神井川沿いには、各所に桜が植栽されています。流域の区民からの寄付であったり、大正天皇の即位を記念したものであったり様々な由緒を秘めた桜は、春になると川沿いの道を覆うように咲き誇ります。有名桜スポットに比べ、比較的落ち着いてゆっくりと桜を観賞することができる穴場スポットです。
中でもおすすめの一つは「氷川台の開進橋付近」。川の南側に桜が植えられているので、日が当たるお昼前後が観賞のチャンス。また他にも桜台にある高稲荷公園付近も東西に抜けがいいので対岸から撮影するのがグッド♪ 桜が植樹されている東側には城北中央公園があり、約270本の桜があります。

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まるで川になだれ込んでくるような神々しい桜のライン


★撮影ポイント
・橋の上へ移動すると、桜に包まれて撮影できます。
・川の奥へ進むにつれて、桜のボリュームが増え、両側に咲くので撮影場所によって様々な表情を見せてくれそうです。


石神井川沿いの桜
住所:東京都練馬区石神井町1丁目・南田中5丁目付近

大泉学園通りの桜並木(まっぷ:Aコース)

大泉学園通りの桜並木(まっぷ:Aコース) 画像

大泉学園通りの並木道は、
アニメの舞台にもなったこともあるファンが多い「聖地」


【特徴】
西武池袋線「大泉学園」駅北口を降りて、駅前から北へ向かうと大泉学園通りが始まります。しばらくすると大泉中学校前あたりから桜の並木道が始まります。ここが練馬区内でも、随一の桜の名所である「大泉学園通りの桜並木」です。道の両側に植栽された桜の木は約3km 。春の見頃には美しい桜のトンネルとなって訪れる人を魅了します。
大泉学園郵便局前交差点からは通りが見通せるのでおすすめです。


★撮影ポイント
・どこから撮っても見劣りしない大泉学園通りの桜並木ですが、
長い通りなので、桜のトンネルを意識するとグッと雰囲気が良くなります。
・バスや車の車窓からの桜観賞もおすすめです。


大泉学園通りの桜並木
住所:東京都練馬区大泉学園町6丁目周辺

光が丘公園 南側 (まっぷ:Bコース)

光が丘公園 南側 (まっぷ:Bコース) 画像

春爛漫。春風にそよぐ桜が視界いっぱいに!


【特徴】
光が丘公園は、都営大江戸線終点「光が丘団地」の北側に広がる、広さ約6万㎡の都立公園。園内は季節ごとに様々な花が楽しめますが、春はソメイヨシノ約180本、オオシマザクラ約700本、ヤマザクラ約110本と、園内全域で約1,000本に及ぶ桜が楽しめます。桜並木のすぐ側には木でできた遊具やアスレチックもあるのでお子様と一緒のお花見にもいいかも。
公園南側、光が丘駅と公園をつなぐ「ふたご橋」の上からは、至近距離で桜を見下ろすことができ、橋の上から見ると下の道路を挟んで両側に桜が広がる絶景が楽しめます。


★撮影ポイント
・ふたご橋の中央から桜を見下ろして桜の迫力をパシャリと。
・下を走る車も入れると、よりドラマチックに写ります。
(スマホによっては長時間露光を使うと、動きのある撮影ができます)


光が丘公園
住所:東京都練馬区光が丘4丁目

山下橋(まっぷ:Dコース)

山下橋(まっぷ:Dコース) 画像

山下橋から薬師堂橋まで約700m。
川を縁取るように桜のトンネルが続く


【特徴】
駅近で練馬区の桜を楽しみたい、という方におすすめなのが山下橋の桜。ここは練馬高野台駅から歩いてすぐのところにあるスポットで、西武線と交差する石神井川沿いにあります。川の両側に桜が植えられているので、橋の上からなら両側に並ぶ桜を写真に収めることもできます。


★撮影ポイント
・駅の近くなので桜を気軽に撮影できるスポット。
・画面いっぱいに少しはみ出すようにフレーミングすると迫力が増します。


山下橋
住所:東京都練馬区南田中5-24−13


 


「お花見」って桜だけじゃない! 練馬区内の春を感じる植物たち

清水山の森のカタクリ

清水山の森のカタクリ 画像

赤紫の花びらを上向きに大きく広げながら咲くカタクリ。
早春の山を最初に彩る花でもある


【特徴】
豊かな自然が残る練馬区。春には様々な花を見ることができます。特に「清水山の森」のカタクリはおすすめ。カタクリはユリ科の多年草で例年3月下旬〜4月上旬にかけて薄い紫の花を付けますが、この地のカタクリは23区で唯一といわれる大規模な群生地を作っており、平成29年3月「清水山の森」として公園整備が実施されました。
ぜひ花が開く晴れたあたたかい日に、可憐な花を観賞においでください。

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見逃さないように足元の赤紫色に注目!


★撮影ポイント
・カタクリの開花期になると、カタクリガイドの方が常駐しているので、アドバイスをもらってみると◎
・一眼レフカメラの場合は、接写できるレンズを持っていくと良いです。


清水山の森
住所:東京都練馬区大泉町1-6


※公開情報など詳細は下記の練馬区HPからご確認ください。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/fukei/nerima_park/kunai/omonakoen/shimizuyamanomori.html

春の風公園の御衣黄(まっぷ:Bコース)

春の風公園の御衣黄(まっぷ:Bコース) 画像

中心が黄色、花びらが緑の不思議な桜。
周りの木々と相まって独自の美しさを放つ


【特徴】
「御衣黄(ぎょいこう)」という珍しい八重桜はご存知ですか?春に薄緑色の花を咲かせる珍しい桜です。光が丘団地周辺にはいくつか公園がありますが、大江戸線光が丘駅の A5 出口から徒歩約 9 分のところにある春の風公園内のかえる池の前の広場に1本だけ植栽されています。
かえる池の周りには遊具なども設置されているので、家族揃ってのお花見にも最適です。

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この木です! かえる池の真ん中あたりを見上げながら探してみてください


★撮影ポイント
・逆光で撮ると、黄緑の花びらに光が透けてとても映えます。
・スマホでも十分に撮影できます。スマホ本体を逆さに下から構えると、体勢も比較的ラクです。


春の風公園
住所:東京都練馬区光が丘7-4

平成つつじ公園のつつじ(まっぷ:Eコース)

平成つつじ公園のつつじ(まっぷ:Eコース) 画像

平成つつじ公園は練馬文化センターの隣。
区の花つつじを種類・本数ともに豊富に楽しめます


【特徴】
都営大江戸線練馬駅の北口から歩いて約1分の場所にある平成つつじ公園。ここには例年 3 月下旬〜 5 月下旬にかけて約1万6千株のつつじが見頃を迎 えます。
つつじは練馬区の花。園内には霧島つつじ、さつきつつじなど約600種類が植えられており、特に見逃せないのは久留米つつじを品種改良して作られた「練馬の鏡(かがみ)」。ここでしか見られない品種で、花は淡い丹紅色、明るく上品な色彩を持っています。

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赤・白・ピンク…自然が織りなす美しいパレット


★撮影ポイント
・つつじは色により花言葉が異なります。意味を調べての撮影も楽しいですね!
・お気に入りの種類を見つけたらぜひ接写してひとつの花を切り取ってみましょう。


平成つつじ公園
住所:東京都練馬区練馬1-17-6


以上、練馬区が誇るお花見名所のご紹介でした。ご存知ない桜や花の景色に出会うことができたでしょうか? 練馬区には、こちらでは紹介しきれなかったお花見スポットがまだまだたくさんあります。カメラを片手に、ぜひ満開の花々をお楽しみください。

「お花見散歩まっぷ2023」が完成いたしました!

「お花見散歩まっぷ2023」は練馬区内のねりま観光案内所と石神井観光案内所のほかに、区民事務所や図書館などに設置されています。練馬区在住のイラストレーター、村本ちひろさんの可愛らしいイラストとともにリニューアルした、2023年版のまっぷをぜひ手にとってお花見をお楽しみください。


▼PDF版のダウンロードはこちらから

pdf 「お花見散歩まっぷ2023」その1(表紙等) (PDF:3368.12KB )