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練馬区在住の小説家、森美樹です。新潮社、光文社、扶桑社、祥伝社、講談社などで執筆しています。公募ガイド社と文藝学校で、小説創作の講師も務めています。2023年からタロット占い師としても活動をはじめました。東京タワーの2階で鑑定しています。
https://twitter.com/morimikixxx
2024年、練馬区の未来はどうなる?
練馬区在住の小説家、森美樹です。
占い好きが高じて、昨年、ついにタロット占い師デビューを果たしました。本業の傍ら、ひと月に4回ほど、東京タワーの2階で鑑定しています(本当です)。
今回の鑑定相手は、なんと練馬区。2024年、練馬区の運命や如何に?
なお、結果は私の独断であり、宗教、政治、その他思想とは一切関係ありません。また、占いですからタイミングによっても内容は変わります。悪しからず。
【占い】練馬区の3ヶ月後~1年後
結果はごらんのとおり。
一般の方はなかなかタロットとなじみがないと思いますので、写真と番号を照らし合わせて読んでくださいね。
1 1年後の結果を良くするためのアドバイス
ペンタクル 10 正位置
2 練馬区の考え方(現在)
ソード 2 正位置
3 練馬区の周囲の状況
ワンド 6 正位置
4 3に対して練馬区の捉え方
力 正位置
5 練馬区の行動や言動(3ヶ月後)
カップ エース 正位置
6 練馬区の状況(1年後)
ワンド 8 正位置
7 練馬区の心境(1年後)
ソード クイーン 逆位置
8 結果(1年後)
ソード 7 逆位置
【占い】練馬区の現状はソードの2の正位置
ソード(剣)というのは知性や知識をあらわし、エレメント(基本要素)は風です。ふたつのソードを持ち、均衡を保っている絵から、バランスや調和が取れている状態と見ます。しかし背景が海、さらに目隠しをしているのを考慮すると、緊張状態にあるのか?という風にも読めますね。
2024年、練馬区には何かふたつのテーマが浮上しそうです。たとえば昨年は「ねりま推し」の年で、NHK連続テレビ小説『らんまん』などが盛り上がりを見せましたが、次に来る目玉の候補がふたつあり、バランスや調和を取っているのかもしれません。
【占い】周囲が練馬区にあたえる影響
練馬区の周囲の状況は、ワンド(棒)の6の正位置。ワンドが象徴とするのは情熱や生命力で、エレメント(基本要素)は火です。6は称賛を意味し、練馬区の周囲が称賛されていることをあらわしています。
……練馬区の周囲といえば、映画『翔んで埼玉』がヒットしている埼玉県もあてはまりますね。
占いにそって動いてみた①
というわけで、埼玉県パワーにあやかろうと、埼玉県に隣接している『ナカタヤ』を訪問しました。
ここ、ナカタヤは創業60年以上の名店。大泉学園の駅から一番遠く、学園通りの桜並木を3キロ歩いた先にある、どこか懐かしい雰囲気をまとったお店です。
誰もが思わず笑顔になるケーキたち
(価格 左上から時計回りにスペシャルショートケーキ702円、トリュフ475円、たぬきケーキボレロ421円、モンブラン594円)
人気ナンバーワンはスペシャルショートケーキ。いちごと生クリームをふんだんに使用した、子どもの頃に一度は「ホールで食べたい!」と夢見たケーキそのものです。
人気ナンバーツーのモンブランも、人気ナンバースリーのトリュフも、愛嬌たっぷりのたぬきケーキボレロも、素朴で正統派の装い。誰もがきっと、初めて食べたケーキの感動がよみがえってくる、そんなやさしさも詰まっています。
『ナカタヤ』の代表取締役社長、中田亘伯留(わたる)さんは、和やかであたたかなお人柄。ナカタヤのケーキや焼き菓子と同じに、人々を癒してくれるのです。
練馬区の周囲が世間から称賛され、隣接する練馬区の捉え方は、力の正位置でした。力というのは肉体的な強さより精神的な強さを指します。称賛されている周囲と協力し合って、良好な関係を築いていくのではないでしょうか。
さらに中田さん、「高校の先輩が『翔んで埼玉』を撮った武内英樹監督」というではないですか!
『ナカタヤ』には、埼玉県から来て下さるお客様も多数いらっしゃるとのこと。今後ますます埼玉県との絆も強固になるに違いありません。
【占い】3ヶ月後はカップのエースの正位置
カップは愛や感情,母性をあらわし、エレメント(基本要素)は水です。カップからあふれる水は、まさに生命の誕生を意味しているかのよう。
占いにそって動いてみた②
ここはひとつ、命の尊さを再確認できるような体験がしたい、と私が向かったのが、『アーユルヴェーダの部屋 Keter(ケテル)』。
アーユルヴェーダとは、五千年の歴史を持つインド、スリランカ発祥の伝統医療です。しかしKeterさんには、他のサロンにはない特別な愛がありました。それは「マタニティ特別メニュー」。
体内に命を宿し、その幸福の裏には並々ならぬ心身の疲労があるに違いない妊婦さんのために、心を尽くした施術です。
アクセスバーズで脳をスッキリ
マタニティ特別メニューの内容は、「アクセスバーズ30分+リフレ(足裏~膝まで)30分」。
前半30分はアクセスバーズです。アクセスバーズとは頭部に32箇所あるポイントにやさしくタッチしていき、脳に溜まっている不要なエネルギーを解放していく施術のこと。脳のクレンジングなどともいわれています。
現代人の脳は玉石混合の情報まみれ。身も心も、できれば愛だけで満たしたい!と願うのは私だけではないはず。
横になって目をとじた私の頭部全体に、指先の気配だけが行き来します。あたたかい小波にたゆたっているような、不思議な感覚に陥り、30分はあっという間。脳の中に空きスペースができたような、独特の感覚はくせになってしまうかも。
リフレはうたたねを誘う心地よさ
後半30分はリフレです。仰向け、または椅子に座った状態を選び、30分間ゆっくりマッサージ。つま先からふくらはぎまで、絶妙な力加減でほぐしてくれます。心地よさについうたたねしてしまうほど。
妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく、血液中の水分量も増加傾向にあります。必然的に体重が増えていますから、足にも負担がかかりがちですよね。
リフレは愛あるご褒美時間。しっかりと堪能させていただきました。
【占い】1年後の状況はワンドの8の正位置
ワンドの象徴は情熱や生命力で、8はワンドが勢いよく上昇気流に乗っているのを表現しています。ワンドが成長していく様相から、新しい建築物ができるとか、新しいイベントがはじまる予感がします。
占いにそって動いてみた③
そこで私は、練馬区立美術館で開催される『アートマルシェ』について、学芸員の真子(まなこ)みほさんにお話をうかがいました。
練馬区立美術館では、2023年4月から2024年1月まで『アート de ねりまち』という、まちと美術を楽しむ活動を行っており、2024年1月20日、21日の『アートマルシェ』はその集大成。
もっと美術館を知ってもらいたい、2023年~2024年のメイン展示をもっと見てもらいたい、という練馬区の魅力を羽ばたかせたい思いが発端だそうです。
『アートマルシェ』にも自由な想像&創造で取り組めるワークショップが5つもあり、大人も子どももエンジョイできます。
演劇プログラムやフードスペースもあって、アート体験もできる2日間、練馬区の新たな面を堪能してみてください。
【占い】1年後の心境はソードのクイーンの逆位置
本来、現実を冷静に見据えていることをあらわしているが、これが逆に出ているので、守りの姿勢に入っているのではないかと読めます。物事の急展開についていけないのか、及び腰になっているのか、どちらかかもしれません。
23番目の区ということで普段は謙虚な姿勢を見せる練馬区ですが、ここは波に乗って飛躍してほしいです。
【占い】1年後の結果はソードの7の逆位置
ソードの7は、裏工作をしたり、人を出し抜いたりすることを示唆しています。これが逆に出ているので、危険を回避すると見て取れます。何らかの危機があっても、うまく切り抜けられそうです。
やはり思いきってチャレンジしても大丈夫かもしれません。
【占い】1年後の結果をさらに良くするためのアドバイス
ラストは、1年後の結果をより良くするためのアドバイスです。これがペンタクルの10の正位置でした。
ペンタクルはコイン(金貨)で、お金だけではなく人々が作り出した物質もあらわしています。エレメント(基本要素)は地。ペンタクルの10は過去から継承したものが繁栄し、安定することを暗示しています。
現状とても満たされているのを思い出して、周囲の流れや展開に過剰反応せず、練馬区らしさを大切にしたいですね。
慌てず、奢らず、欲張らず、今の幸せをかみしめましょう。
2024年は、練馬区が誇る歴史的建造物などを愛でるのもいいですね。ここ2~3年を考えるのではなく、歴史に残るものをさらに発展させていくのもいいでしょう。
折しも、練馬区立美術館も建て替え予定があるそうですよ。
練馬区とともに今日も行く
いかがでしたでしょうか?
当たるも八卦当たらぬも八卦、信じる者は救われる。占いは転ばぬ先の杖。これらの結果を参考に、2024年、皆さんも練馬区とともに前進していきましょう。
2024年1月、私は文庫本発売からスタートします!